社会人になって何年か経ったら、新しい革靴を買う絶好のタイミングです!
生活が安定し経済的にもちょっと余裕が出てきたら、ここらで 1 つ「一生モノ」となる革靴を買って気分を上げましょう!
そこで私がおすすめしたいのが、4 〜 5 万円台で買える革靴です。
この価格帯であれば手が出しやすく、かつ革質や作りが良い革靴がたくさん揃っています。
また、足に合いやすい設計の革靴が多く、ワンランク上の履き心地を楽しむことができます。
「じゃあ、どんな革靴がいいの?」という方がいると思うので、この記事では 4 〜 5 万円台で買えるおすすめの革靴ブランドを紹介したいと思います。
3 つの基準で選びました
はじめに、今回ランキングを作るにあたって設けた「3 つの評価基準」を簡単に説明します。
私が独断と偏見で決めた基準なので「これが絶対の正解!」というわけではありませんが、革靴を選ぶときに誰もが気になっているであろうことを基準にしたつもりです。
この記事に登場するブランド以外の靴を選ぶときにも参考になるかと思います。
また、なかには「メーカーやブランドではなく、デザインで選びたい」という方もいると思います。
しかし、モノが良くなければほんの 1 〜 2 年で寿命が尽きて履けなくなることも少なくありません。
4 〜 5 万円台ともなれば安い買い物ではないので、まずは信頼できるメーカーやブランドのなかから気に入ったデザインの革靴を探してみるのがおすすめです。
基準その 1:いかに美しい靴かが決まる「作りの良さ」
まず 1 つ目は「作りの良さ」です。
革靴にはさまざまな作り方(製法)があり、この製法の違いによって革靴の寿命は大きく変わってきます。
良い製法で作られていれば、経年変化を楽しみながら長く履くことができるので、革靴を選ぶうえで気にしたいところです。
3 万円台で買える革靴の記事では、いかに良い製法で作られているかを大きな評価のポイントにしました。
しかし、4 〜 5 万円台で買える革靴は、長く履ける良い製法で作られていることは大前提です。
良い製法で作られた上で、どれだけ靴として美しいかがポイントになります。
靴を美しく見せるためのポイントは、大きく分けて 2 つあります。
まずは「細部の仕上げ」です。
「美は細部に宿る」といわれるように、細部まで綺麗な靴の方が全体で見たときに美しく見えるものです。
もう 1 つは「造形美」です。
ビスポークという何十万円もするオーダーメイドの革靴は、靴全体を見たときのシルエットを美しく見せるための意匠がふんだんに盛り込まれています。
4 〜 5 万円台で買える革靴にも、ビスポークに採用されるような意匠が盛り込まれていることがあり、なかにかビスポークと見紛うような美しい佇まいの革靴もあります。
「細部の仕上げ」そして「造形美」、この 2 つが「作りの良さ」を判断する材料です。
補足説明:長く履ける製法とは?
長く履けるかどうかは、修理して何度もソールを交換できるかにかかっています。
ソールが交換できる主要な製法は「マッケイ製法」「グッドイヤー・ウェルト製法」そして「ハンドソーン・ウェルト製法」です。
それぞれの製法の特徴をまとめると、下の表のようになります。
特徴 | |
---|---|
マッケイ製法 | イタリアで発達した製法。履き始めから柔らかい。その一方で、ほかの製法に比べてソールの交換が可能な回数が少なく寿命が短い。 |
グッドイヤー・ウェルト製法 | イギリスで発達した製法。履いていると足の形に合わせて馴染んでくるため、歩いても疲れにくい。ただし、履き始めが固い。 |
ハンドソーン・ウェルト製法 | 機械生産が始まる前、イギリスで主流だった手縫いの製法。履き始めから柔らかく、また足に馴染みやすいので疲れにくい。手間がかかる製法のため、比較的高価になる。 |
4 〜 5 万円台の革靴は、長く履けるこれら 3 つの製法で作られていることを前提としています。
基準その 2:経年変化を存分に楽しむための「革質の良さ」
2 つ目は「革質の良さ」です。
革質が良いと、キラキラとした自然な光沢があります。また、手入れをすればするほど色艶が増してきます。
さらにいえば、質の良い革はしなやかで丈夫なため、長年履いてもひび割が発生しにくいというメリットもあります。
逆に、革質が悪いと表面には光沢がなく、また光沢があっても塗料で表面をコーティングして良い革に見せかけていることもあります。
塗料でコーティングされた革には不自然な艶があり、すぐにひび割れたり色落ちしたりするなど劣化も早いです。
革が本来もつ自然な光沢があり経年変化を楽しめる質の良い革を使っているかどうか、これも革靴を選ぶときのポイントになります。
基準その 3:さいごの決め手となる「オリジナリティー度」
最後の 1 つは「オリジナリティー度」です。
「作りも良くて革質も良い。でもなんだか、決定打に欠けるなぁ…」
どれにするか悩んでいると、そんな風に思うことがあります。
それもそのはず、「クラシックシューズ」や「ドレスシューズ」という大きなくくりでみると、細かいところに違いはあれど、デザインはほとんど似ているものばかりです。
作りも革質も似ていると、もうどちらを選べば良いかさっぱり分からなくなります。
そんなときに決め手となるのは、メーカーやブランドが持つオリジナリティーです。
ブランドのコンセプトがしっかりしていたり、あるいは独自の信念を持っていたりなど、少しでも「イイな」と思う部分があることが決め手になることも少なくありません。
数値として測れる基準ではありませんが、ほかと比べて抜きん出た独自性があるかを調査して、1 つの基準にします。
以上の 3 つ「作りの良さ」と「革質の良さ」そして「オリジナリティー度」を評価の基準にします。
ネットでの調査はもちろん、実際に店頭に足を運んで見たり履いたりして、およそ 23 ブランドのなかから「これはオススメしたい!」と思えるものを厳選しました。
ブランドの良さが一面に出ていると思ったイチオシの一足や、購入方法もあわせて紹介していきます。
それでは、さっそくみてみましょう!
第 9 位 シェットランドフォックス(SHETLAND FOX)
評価 | |
---|---|
作りの良さ | ★★★★★★★☆☆☆ 7 |
革質の良さ | ★★★★★★★★☆☆ 8 |
オリシナリティー度 | ★★★★★★★★☆☆ 8 |
第 9 位は、シェットランドフォックス(SHETLAND FOX)です。
1982 年にリーガルからデビューしたブランドで、リーガルの最上級ラインという位置付けにいるのが、このシェットランドフォックスです。
製法はグッドイヤー・ウェルト製法で、細部の仕上げは 5 万円台のなかでは平均的な印象です。
ヨーロッパ産の革を使用しており、革質はほどよい感じです。手入れをこまめにすれば、それに応えるように色艶が増していきそうです。
このブランドの最大の特徴は「木型」にあります。
下の写真は、店頭で見せて頂いた実際の木型です。
よく見ると、甲の中心線が、つま先の中心線からすこしズレているのが分かると思います。
これは、甲の中心線を足の中心線に沿うような形状に設計し、足に合いやすいようにするためだそうです。
長年日本の革靴業界を牽引してきたリーガルの豊富な経験からあるからこそ生まれた形状だと言えるでしょう!
すこし幅が広めにできていようなので、私のように幅が狭い方には合いにくいかもしれません。
しかし、幅がすこし広い方には最高の履き心地になるはずです。
いつもつま先周りがキツくて痛くなってしまう幅広の方は、試してみる価値は大いにあります!
イチオシの一足!
私のイチオシは、キャップトゥオックスフォードです。
すこしムラ感のあるブラウンカラーがいい味を出している一足です!
革の表情を楽しめて、かつフォーマルなシーンで使いやすいようシンプルなオックスフォードをチョイスしました。
もし足に合えば、一生モノになること間違いありません!
シェットランドフォックス(SHETLAND FOX)の購入方法
シェットランドフォックスは、リーガルのショップで取り扱いがあります。
しかし、店舗によっては置いていないこともあるようです。
「SHOP LIST」に店舗の場所と取り扱いの有無が記載されているので、気になる方はお近くの店を探してみましょう!
通販の場合は、公式の通販サイト「SHOE STREET」や楽天市場で購入できます。
シェットランドフォックス(SHETLAND FOX)の公式サイトはこちら。
第 8 位 ヤンコ(YANKO)
評価 | |
---|---|
作りの良さ | ★★★★★★★★☆☆ 8 |
革質の良さ | ★★★★★★★★☆☆ 8 |
オリシナリティー度 | ★★★★★★★★☆☆ 8 |
第 8 位は、スペイン生まれのブランド、ヤンコ(YANKO)です。
スペインの靴は、イギリスの靴に見られる質実剛健な作り、そしてイタリアやフランスの靴に見られる色気のある雰囲気、この 2 つのバランスがとれていることが特徴です。
ヤンコも同じように、スペインの靴の特徴をしっかりおさえています。
長年の使用にも耐えられるグッドイヤー・ウェルト製法で、作りは頑丈です。
色気のあるデザインだったり、カジュアル寄りのデザインだったりとデザインバリエーションは多彩です。
しかし、細部の仕上げの丁寧さは日本のブランドに比べてすこし劣ると感じました。
実物を見てきたところ革質は良く、さすがはヨーロッパブランドといったところでしょうか。
王道のイギリス靴ではなく、ちょっと遊び心があるデザインの革靴をお探しの方におすすめしたいブランドです!
イチオシの一足!
私のイチオシは、ストレートチップのモンクストラップです。
バックルとストラップで甲を固定するタイプで、紐靴に比べて大人っぽい印象になるのが特徴です。
ストレートチップにすることで誠実さが加わり、ビジネスシーンに合わせやすそうです。
作りの良さと遊び心のあるデザインを兼ね備えていて、ヤンコらしい一足だなと思いました!
ヤンコ(YANKO)の購入方法
ヤンコは、三越や伊勢丹などの百貨店で取り扱いがあります。
詳しい店舗は「ヤンコ 店舗・取り扱い一覧」に記載されています。
楽天や Amazon でも取り扱いがあり、かなり幅広い商品がラインナップされています。
ぜひ、お気に入りの一足を探してみてください!
ヤンコ(YANKO)の公式サイトはこちら。
第 7 位 ペルフェット(Perfetto)
評価 | |
---|---|
作りの良さ | ★★★★★★★★☆☆ 8 |
革質の良さ | ★★★★★★★★☆☆ 8 |
オリシナリティー度 | ★★★★★★★★★☆ 9 |
第 7 位は、ペルフェット(Perfetto)です。
名前から想像するとヨーロッパのブランドのような感じがしますが、実は日本のブランドです。
有名なブランドやアパレルなどの OEM 生産を請け負ってきた「ビナセーコー」が自身のブランドとして立ち上げたのが、ペルフェットです。
ペルフェットは「完璧」という意味のイタリア語で「完璧な靴づくりを目指す」という意志が表れています。
グッドイヤー・ウェルト製法なので長く履けるのはもちろんのこと、細部の仕上げもきれいです。
アッパー(靴のソールから上側)に使用されているレザーはイタリア産のもので、革質は良さげです。
また、ソールに使用されているレザーもイタリア産で、耐久性があるのが特徴です。
ブランド名がイタリア語であることからもわかるように、イタリア靴のような色気のあるデザインが多いです。
日本製でイタリアっぽい靴は珍しく、日本の作りの綺麗さとイタリアのデザインの色気を兼ね備えている稀有なブランドだと言えるでしょう。
色気のある靴をお探しの方は、ペルフェットをぜひ候補に入れてみてはどうでしょう!
イチオシの一足!
私のイチオシは、ブラウンのストレートチップオックスフォードです。
革のパーツを繋ぎ合わせている糸目を「レベルソ」という技法で隠した、珍しいデザインが特徴です。
ブラウンの色味にはムラ感があり、イタリア靴のような色気がにじみ出ています。細身の木型ともよくマッチしていますね。
これを履いていれば、足元が注目されること間違いありません!
ペルフェット(Perfetto)の購入方法
ペルフェット(Perfetto)は、大丸や伊勢丹などの百貨店で取り扱いがあります。
詳しい店舗名は「ペルフェット 店舗・取り扱い一覧」に記載されています。
楽天でも取り扱いがあり、かなり幅広い商品がラインナップされています。
試着してサイズを確認してから、通販での購入するのもありですね!
ペルフェット(Perfetto)の公式サイトはこちら(リニューアル中) 。
第 6 位 フランチェスコ・べニーニョ(Francesco Benigno)
評価 | |
---|---|
作りの良さ | ★★★★★★★★☆☆ 8 |
革質の良さ | ★★★★★★★★★☆ 9 |
オリシナリティー度 | ★★★★★★★★★☆ 9 |
第 6 位は、1926 年にイタリアで創業した革靴ブランド、フランチェスコ・べニーニョ(Francesco Benigno)です。
色のついていない革で靴を作り、その状態から熟練の職人が一足一足手作業で色を塗り重ねているそうです。
艶やかで独特の深みを放つ色は、靴というよりも工芸品に近いかもしれません。
さすがはイタリアンブランド、革質は非常に良く、履き込むとアンティーク品のような雰囲気が出てきそうです。
作りはマッケイ製法で履き心地が柔らかい反面、グッドイヤー・ウェルト製法に比べて寿命が少し短いです。
履き心地の柔らかいイタリア靴をお探しの方は、フランチェスコ・べニーニョ一択です!
イチオシの一足!
私のイチオシは、ブラウンのローファーです。
イタリア感が出る、気軽にスポッと履けるローファーをチョイスしました。
マッケイ製法の柔らかい履き心地で、足を通せば気分は in イタリアです。
深みのあるブラウンも見る人を惹きつけます!
フランチェスコ・べニーニョ(Francesco Benigno)の購入方法
フランチェスコ・べニーニョ(Francesco Benigno)は、紳士靴専門店「42ND ROYAL HIGHLAND」で取り扱いがあります。
店舗の場所は「Store」に記載がありますが、都内にしかないのが残念なところ。
できれば試着したいところですが、遠くにお住まいの方は公式の「オンラインストア」での購入がおすすめです。
cm 表記で自分にあったサイズを選びやすいほか、返品や交換も受け付けてくれるそうです。
フランチェスコ・べニーニョ(Francesco Benigno)の公式サイトはこちら。
第 5 位 MIYAGI KOGYO
評価 | |
---|---|
作りの良さ | ★★★★★★★★★☆ 9 |
革質の良さ | ★★★★★★★★★★ 10 |
オリシナリティー度 | ★★★★★★★★☆☆ 8 |
第 5 位は、MIYAGI KOGYO です。
老舗のメーカー「宮城興業」と、紳士靴専門店「World Footwear Gallary」がタッグを組んで生まれたのが MIYAGI KOGYO というブランドです。
以前より既製靴の販売をしていましたが、2018 年の 3 月 15 日にワンランクレベルアップして生まれ変わったようです!
グッドイヤー・ウェルト製法で、細かな仕上げの丁寧さはトップクラスです!
また、アッパーに使っているのはフランスのアノネイ社の革で、5 万円台で買える革靴のなかでは一番いいと感じました。
詳しい仕様は、World Footwear Gallaryのブログ記事「新生MIYAGI KOGYO」からも確認できます。
デザインは王道のものが多く、イギリスのクラシックな雰囲気が漂っています。
スタンダードなデザインで最高の革質を楽しみたいのであれば、MIYAGI KOGYO をぜひお試しください!
イチオシの一足!
私のイチオシは、ブラウンのストレートチップです。
「MIYAUCHI」というモデルで、余計な装飾のないシンプルなデザインを選びました。
ブラウンなので柔らかい雰囲気なのもいいですね!
作りも革質も素晴らしく、非の付け所がない一足です。
MIYAGI KOGYO の購入方法
MIYAGI KOGYO は、紳士靴専門店「World Footwear Gallery」で取り扱いがあります。
残念ながら東京にしか店舗がなく、しかも公式の通販がないので購入しづらいのがとても残念。
また、今ある在庫がなくなり次第、受注生産になるようです。
お近くの方は、急いで店舗に行ってみましょう!
MIYAGI KOGYOの公式サイトはこちら。
第 4 位 フォーティーセカンドロイヤルハイランド(42ND ROYAL HIGHLAND)
評価 | |
---|---|
作りの良さ | ★★★★★★★★★☆ 9 |
革質の良さ | ★★★★★★★★★☆ 9 |
オリシナリティー度 | ★★★★★★★★★★ 10 |
第 4 位は、フォーティセカンド ロイヤル ハイランド(42ND ROYAL HIGHLAND)です。
素材を含めゼロから自社で企画・開発という徹底現場主義が信条の革靴メーカーです。数多くのセレクトショップの靴作りを手がけながらも、オリジナルの商品も展開しています。
この長い名前はスコットランドの精鋭部隊「第 42 ロイヤル・ハイランド歩兵連隊」にちなんでおり、「ライバルの英国靴に負けない」という信念が込められているそうです。
このブランドには価格帯の異なるラインがいくつかあります。
4 〜 5 万円で買えるラインでおすすめなのが、「Navy Collection」と「Exclusive」です。
「Navy Collection」は 3 万円台でもご紹介しましたが、4 〜 5 万円台になるとデザインバリエーションが格段に増えます。
「Exclusive」では、ワンランク上の革や履き心地の良い木型を使っているなど、ブランドのなかで最高の位置付けにあるラインです。
それぞれのラインを簡単にご紹介します。
まずは、「Navy Collection」。
Navy Collection は、ドレスカジュアルなデザインが魅力のラインです。
革靴といえばフォーマルなデザインのものが多いですが、この Navy Collection ではカジュアルさがすこし加わっているのがポイントです。
数十万円もするビスポークなどに採用される伝統的な製法、「ハンドソーン・ウェルト製法」で作られています。
使用されている革もフランスやイギリスなどのヨーロッパ産のもの、どのモデルでも革質がいいです。
4 〜 5 万円台で購入できるのが不思議なほど、素晴らしい靴がたくさんあります!
次は、「Exclusive」。
Exclusive は、創業 20 周年を記念して生まれたブランドの最高峰ラインです。
品質を保つために少量のみ限定で生産されているそうです。
こちらのラインも「ハンドソーン・ウェルト製法」で作られています。
日本人に合いやすい木型を採用しているようで、履き心地もかなり良いです。
細かな仕上げもピカイチです!
このブランドの最大の特徴は、高品質ながらかなり幅広いデザインの革靴を取り扱っていることです。
気に入ったデザインの革靴がなかなか見つからない、そんなときはフォーティセカンド ロイヤル ハイランドで探してみましょう!
イチオシの一足!
私のイチオシは、ボタンブーツです。
ボタンブーツとは、紐で縛るタイプではなくボタンで甲や足首を止めるタイプのブーツです。
生産が非効率であるためか今ではあまり見かけないデザインですが、ここで見つけてしまいました!
とびきりクラシックな雰囲気を出したい方におすすめしたい一足です!
フォーティーセカンドロイヤルハイランド(42ND ROYAL HIGHLAND)の購入方法
フォーティセカンド ロイヤル ハイランドは、残念ながら代官山と銀座にしか専門店がありません。
試着できればしたいところですが、遠くにお住まいの方は公式の「オンラインストア」での購入がおすすめです。
cm 表記で自分にあったサイズを選びやすいほか、返品や交換も受け付けてくれるそうです。
フォーティーセカンドロイヤルハイランド(42ND ROYAL HIGHLAND)の公式サイトはこちら。
第 3 位 レンド(RENDO)
評価 | |
---|---|
作りの良さ | ★★★★★★★★★★ 10 |
革質の良さ | ★★★★★★★★☆☆ 8 |
オリシナリティー度 | ★★★★★★★★★★ 10 |
第 3 位は、東京・浅草発のブランド、レンド(RENDO)です。
ブランド名には「連動」という意味が込められているそうです。
浅草界隈の職人たちと円滑にコミュニケーションを取って “連動” することで、高い品質の靴を生み出しています。
作りはグッドイヤー・ウェルト製法。
セントラル靴という、熟練の職人が集まる工房が製作を手がけており、コバやソールなど細部の仕上げはとても丁寧。
うっとりするような仕上がりです。
使用されているのは、国産のカーフレザーです。
しっかりとしたハリがありつつ柔らかい、国産のレザーの中でも質の良いものを使っていそうです。
じっくりと手入れをしながら経年変化が楽しみたくなります!
RENDO の最大の特徴は「木型の設計」にあります。
甲のうねるような立ち上がりが特徴的な木型は足に馴染みやすく、他の既製靴とは一線を画しています。
かかとのフィッティングを高めるためにヒールカップを小さめに作ってあり、かかと部分のホールド感にやみつきになる人が続出してるそうです!
つま先の形状と靴全体のバランス感も良く、履き心地が良いながら、靴としても非常に美しいです。
幅が比較的細いので、幅広の人には合いにくいという弱点がありますが、幅が標準から細めの方には、最高のフィッティングになるはずです。
履き心地を求めるのであれば、RENDO を選んでおけば間違いないでしょう!
イチオシの一足!
私のイチオシは、プレーントゥダービーです。
木型の形状の美しさやつま先のフォルムを楽しめるよう、飾り気が少ないプレーントゥをチョイスしました。
オンでもオフでも使いやすそうです!
ブラックでラバーソールにしておけば、雨の日にもガンガン履けちゃいます。
レンド(RENDO)の購入方法
レンドは浅草の店舗や、RENDOの「オンラインストア」、Amazon で取り扱いがあります。
0.5cm 単位でサイズが区切られているので、自分に合ったサイズを選びやすいです。
実際に店頭に行くことができれば、適切なサイズを親身になって相談に乗ってくれるはずです。
お近くの方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
レンド(RENDO)の公式サイトはこちら。
第 2 位 ビームス F(BEAMS F)
評価 | |
---|---|
作りの良さ | ★★★★★★★★★★ 10 |
革質の良さ | ★★★★★★★★★☆ 9 |
オリシナリティー度 | ★★★★★★★★★☆ 9 |
第 2 位は、ビームス F(BEAMS F)のオリジナルシューズです。
ビームス F は、セレクトショップ BEAMS のヨーロッパのクラシックをベースにしたレーベルです。
ビームス F の靴が良いという情報を聞きつけたとき「靴を専門としていないショップなんだから、そうでもないんだろうな。」と思いました。
しかし、実物を見てみるとそのクオリティーにびっくり!
作りはグッドイヤー・ウェルト製法と、他の革靴ブランドと変わりません。
しかし、グッドイヤー・ウェルト製法の靴に見られるソールの重厚感がなく、エレガンスな佇まいです。
べヴェルドウェスト風の土踏まず、ヒールに角度をつけるピッチドヒールが、まるでビスポークのような造形美を生み出しています。
また、ソールの仕上げも抜かりありません。
縫い目を隠すヒドゥンチャネル、ウェスト部分を黒く染め上げる半カラス仕上げ、立体的に見せるフィドルバックなど、非常に手の込んだ作りになっています。
アッパーには、フランスの有名なタンナーであるアノネイ社のボックスカーフが使われており、革質も申し分ありません。
こんな靴が 5 万円台で買えるとは……
ビスポークのような美しい靴をお探しの方におすすめです!
イチオシの一足!
私のイチオシは、ブラックのストレートチップ オックスフォードです。
ビジネスシーンや、冠婚葬祭、式典などのイベントごとで大活躍する一足を選びました。
ブラックのストレートチップ オックスフォードは、「一足は持っておきたい」と言われるほど活躍の場が多い靴です。
どれにするか悩んだら、ぜひこの一足にしましょう!
ビームス F(BEAMS F)の購入方法
ビームスの店頭や、公式のオンラインストアで取り扱いがあります。
ただし、なかには「ビームス F」の取り扱いがない店舗もあるので、事前に「BEAMS F(ビームスF)の取り扱いショップ」で確認してみるのがいいと思います。
ビームス F(BEAMS F)の公式サイトはこちら。
第 1 位 オリエンタル(Oriental)
評価 | |
---|---|
作りの良さ | ★★★★★★★★★★ 10 |
革質の良さ | ★★★★★★★★★★ 10 |
オリシナリティー度 | ★★★★★★★★★☆ 9 |
さて、第 1 位は、オリエンタル(Oriental)です。
1957 年に奈良で創業した歴史あるメーカーで、さまざまなブランドの OEM 生産も手がけつつ、Oriental(オリエンタル)というオリジナルブランドも展開しています。
これは私の推測ですが、ソールの仕上げ、アイレットの数、細かな仕上げから見るに、第 2 位のビームス F の靴の製作をしているのも実はオリエンタルなのではないかと思っています。
オリエンタルから販売されている靴のなかでも「グッドイヤーマッケイライン」は別格です!
靴の前半部分をグッドイヤー・ウェルト製法、後半部分をマッケイ製法にした独自の製法を採用したラインで、ビスポークのような美しいシルエットが特徴です。
また、ビームス F と同じように、ヒドゥンチャネル、半カラス、フィドルバック、ピッチドヒールなど、靴を美しく見せる意匠の数々が採用されています。
フランスのアノネイ社のカーフや、イギリスのチャールズ・F・ステッド社のスエードなどの高級レザーを使用しているため、革質もとても良いです。
奈良の鹿革専門タンナー・藤岡勇吉本店のディアスキンをライニングと中敷きに使用しています。
ディアスキンには柔軟性や吸湿性に優れ、初めから足馴染みが良く快適に履くことができます。
履き心地はとても柔らかく、リピーターが多いとのこと。
作りの丁寧さもさることながら、革質も良くてビスポークのように美しい。
5 万円台で買える靴の中では、個人的に一番おすすめです!
イチオシの一足!
私のイチオシは、セミブローグシューズです。
ビスポークさながらの数々の意匠でエレガンスなシルエットにしつつ、メダリオンでちょっと華やかな雰囲気があるのが魅力です。
ブラウンの色味もよく、手入れしながら履けば一生のお供になってくれるはずです。
オリエンタル(Oriental)の購入方法
オリエンタル(Oriental)は、紳士靴専門店「World Footwear Gallery」で取り扱いがあるほか、公式の「オンラインショップ」でも購入ができます。
最近では、「神戸そごう」の紳士靴売場でも取り扱いがスタートしたようです。
気になる方は、ぜひ店頭に足を運んでみてください!
オリエンタル(Oriental)の公式サイトはこちら。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
どのブランドも素晴らしく、ランキングするのがとても楽しかったです!
もちろんこれが絶対のランキングというわけではないので、革靴を選ぶときの一つの参考として捉えていただければ幸いです。
より自分に合った靴が選びやすいようにフローチャートも作っていますので、ぜひ合わせてご覧ください。
良い点ばかりでなく、なぜこのブランドは星が8/10なのかということも記載して頂きたいです。
長所ばかり並べ立てても参考にはなりません。
コメントありがとうございます。
星の数は、私が実物を見たうえで同じ価格帯のブランドと比較してどうか、という点で決めております。
おっしゃる通り、個々のブランドの星の数の理由について詳しく記載しておらず、少々分かりづらかったかもしれません。
今後ブランドをおすすめする記事を書く際は、個々のブランドについても詳しく書くよう心がけたいと思います。
少々我儘ではないでしょうか。
批判的なコメントの前に1人の読者として、著者に対する感謝や自力でブランドについて調べる姿勢があってしかるべきです。
もしコメントの時点でブランドに対し知識をお持ちなら、この場で補足し著者を助けるのが大人の対応だと思います。